名号と十念の不思議

弁栄上人が関東方面で盛に米粒名号等を施された頃は、上人の米粒名号を飲んで安産したとか生れた児が手に米粒名号を握って生れたとか、色々の奇蹟があり、上人に十念授けて頂けば病気がなおるとか、郷里方面では上人が来られると知ると、汽車の道筋など各駅に多数の者が出て来て十念を受けると云う有様であった。

(『ミオヤの光 縮刷版二巻』476頁 参照)