いま、甦る! 弁栄聖者のことば。
今から100年前、日本仏教界で浄土宗の近代化を進めた山崎弁栄聖者が、浄土宗の開祖・法然上人の教えを近代人のために読み解き、困難な時代にあるべき信仰を見つめ直した講演記録『宗祖の皮髄』を平易な言葉で伝える。
現代人なら誰でも親しみやすい現代語訳で読む本当の救済の道
今から100年前、明治維新後、日本仏教界で浄土宗の近代化を進めたのが僧侶・山崎弁栄である。山崎弁栄は、浄土宗開祖である法然の教えを近代人のために新たに読み解き、キリスト教をはじめとする西洋思想とを比較しながら、新しい時代にかなう信仰を見つめ直した。山崎弁栄はみずからの教えをもとに「光明主義」を唱え、現在でも多くの信者を持つ。
本書は、山崎弁栄が1916年に浄土宗本山・知恩院にて行った講演記録「宗祖の皮髄」の現代語訳である。古文調で、旧仮名遣いであった原本を現代人にも通じる言葉と表現に翻訳している。また、仏教語、人名などについても、それぞれに注釈を設け、誰にでもすぐに法然上人の教えに触れられる内容となっている。
浄土宗の思想的な基礎である「念仏三昧」「見仏」「如来蔵」に対する法然の教えと考え方を知るためには、最適の一冊といえる。同時に、100年前とかわらず現世の苦しみにとらわれる現代人に救いの教えとなる。
(Amazon.co.jpより)
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